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MESSAGE 8

ロキタンスキー症候群当事者

はじめまして。

私は今、二十歳になったばかりの社会人です。病気を知ったのは高校二年生の時でした。


当時どのようにして病名や症状を知ったのか、記憶は殆どありません。ただ、ショックであることを自分にも周囲にも誤魔化していたことは覚えています。だから、自分の病気の重さを理解したのは、実はごく最近です。


一年程前母親の勧めで造膣術を受けました。手術自体は問題ありませんでしたが、その後のリハビリやケアは正直楽なものではありませんでした。その時は「普通の女の子だったらこんな思いしなくて済んだのに」と何度も思いました。


退院後も定期的に経過を見てもらう為に通院をし、今では半年に一度の通院まで落ち着きました。手術した箇所の具合も良好だそうです。そのおかげで男性にも怖がらずに接する事ができるようになり、今では「あの時頑張ってよかった」とさえ思えています。


女性ならば誰でも一度は意識するであろう、出産。私達MRKH患者の「子供を産むことができない」という問題は決して軽いことではありません。

私は今でも、街行く子連れの夫婦を妬ましく思ったり、自己嫌悪に陥ることもしばしばあります。そんな不安定でありながらも、日々なんとか生きています。


もし、今これを読む同じ悩みを持った人が居ましたら、ぜひ私達まで連絡してみてください。

私のようにまだまだ悩みながらも、同じ思いを持つ心強い仲間が、きっとあなたの為になるお話をしてくれるはずです。

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